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「最初のネジ」は、後から締め直せない。 ~新入社員研修を“思い出作り”で終わらせない、本質的な育成アプローチとは~

「最初のネジ」は、後から締め直せない。 ~新入社員研修を“思い出作り”で終わらせない、本質的な育成アプローチとは~

2026年03月18日 16:27

新入社員研修は、多くの企業にとって毎年の恒例行事です。
しかし一方で、研修が終わった直後は手応えがあっても、現場に戻ると行動が続かない。そんな課題を感じている企業も少なくありません。

株式会社ブリング・グロースでは、新入社員研修を単なる導入イベントではなく、将来の行動基準と主体性の土台をつくる“基礎工事”と捉えています。入社直後の関わり方ひとつで、その後の成長角度は大きく変わります。だからこそ私たちは、形だけの知識習得ではなく、現場で活きる「意識」「知識」「経験」を結びつける研修設計を重視しています。


1.その研修、ただの「イベント」になっていませんか?

多くの企業で実施されている定番の新入社員研修には、現場目線で見るといくつかの課題があります。

たとえば、大きな声やお辞儀の角度など、表面的な所作に重点が置かれすぎるケースです。もちろん基本動作は大切ですが、それだけでは現場での実践に結びつきにくく、学びが一過性で終わってしまうことがあります。また、配属直後には使わない高度なビジネススキルや、形式的な内容を詰め込みすぎると、受講者にとっては「今必要な学び」と結びつかず、記憶にも定着しづらくなります。さらに、非日常の体験型研修は一体感や感動を生みやすい反面、職場に戻った後の具体的な行動変容まで設計されていないと、印象深い思い出として終わってしまうこともあります。


2.「内製化」には、見えにくい壁がある

自社で新入社員教育を行うこと自体は、決して悪いことではありません。
ただし、内製化には避けて通れない難しさがあります。

客観性の欠如

自社の文化や強み、また改善すべき点は、内部にいるほど見えにくくなります。
当たり前だと思っていることが、新入社員には伝わっていないケースも少なくありません。

上下関係による遠慮

講師が上司や先輩である場合、新入社員はどうしても本音を出しにくくなります。
一方で教える側も、身内だからこその遠慮や甘さが生まれやすく、学びの質に影響することがあります。

経験則の固定化

「自分たちもこう教わってきたから」という過去の成功体験に頼りすぎると、時代や職場環境の変化に合わない研修内容になってしまう可能性があります。


3.「基礎」が緩ければ、構造物はいつか崩れる

新入社員の時期は、建物にたとえるなら基礎をつくる工程です。

基礎や柱、そして一本のネジの締め方が甘ければ、建物全体の安定性は損なわれます。
後から補修することはできても、最初の施工の精度を完全に取り戻すことは簡単ではありません。

人材育成も同じです。
入社直後の段階で、仕事への向き合い方や行動基準、組織の中での自分の役割、守るべきことと守ってはいけないことを曖昧なままにしてしまうと、その後の指導に時間も労力もかかります。

だからこそ新入社員研修では、単に知識を教えるのではなく、
「何を大切にして働くのか」
「どこまでが責任で、どこからが信頼なのか」
「自分はこの会社でどう成長していくのか」

といった土台づくりが欠かせません。

この“最初の締め”が、将来の主体性を支える基盤になります。


4.あえて「与えすぎない」ことで、主体性を引き出す

多くの企業が主体性を求める一方で、研修ではマニュアルや答えを先回りして与えすぎてしまう傾向があります。
ブリング・グロースでは、あえてその枠組みを外す設計を取り入れています。

自分たちで準備する

次のカリキュラムに必要な準備を、自分たちで考え、動いて整える。
受け身では前に進めない状態をつくります。

互いに確認し合う

学んだことが行動としてできているかを、受講者同士で確認し合います。
教わるだけではなく、見る・伝える・受け止める経験まで含めて学びに変えます。

持ち帰りを自分で設計する

研修後に何を職場で実践するのか。
どのように報告し、どう行動につなげるのか。
そこまでを自分で言語化し、アウトプットする時間を設けます。

自ら考え、判断し、必要な情報を取りに行かなければ前に進めない環境。
この経験こそが、現場で活躍する自走型人材への第一歩になると私たちは考えています。


5.研修とは、「人生を歩むための引き出し」を増やすこと

私たちは、研修の本質は単なる知識提供ではないと考えています。
本質は、将来直面する課題や壁を乗り越えるための道具を増やすことです。

その道具とは、知識であり、考え方であり、選択肢であり、経験です。
仕事のためだけではありません。
自分らしく働き、自分の人生を切り拓いていくための「生きる力」にもつながります。

だからこそ企業には、社員が平坦ではない現実を前にしても前に進めるよう、必要な道具を持たせる責任があります。

ブリング・グロースの研修は、引き出しを増やすだけでなく、
一度開けて、実際に使ってみるところまで設計することを大切にしています。

意識 × 知識 × 経験

この3つを集合研修の中で循環させること。
それが、私たちの新入社員研修の最大の特徴です。


現状の研修に違和感をお持ちの企業様へ

「毎年研修はしているが、現場で活きている実感がない」
「内製で頑張っているが、限界を感じている」
「主体性を育てたいのに、受け身から抜け出せない」

そのようなお悩みをお持ちでしたら、一度立ち止まって、研修のあり方そのものを見直してみませんか。

新入社員の最初の関わり方は、数年後の成長に直結します。
“最初のネジ”の締め方ひとつで、社員の未来は変わります。

ブリング・グロースは、表面的なスキル習得で終わらない、本質的な人財育成をご支援します。


会社概要
会社名:株式会社ブリング・グロース
代表者:代表取締役 高川 景嗣
事業内容:人材育成支援、研修事業、評価制度・賃金制度設計、人事評価システム運用支援 ほか
URL:
https://bring-growth.com/